2月11日(土)、昨年から続いていた、K様の農機具倉庫の新築工事がお引渡しを迎えました。
春原木材のホープ陸川大工が初棟梁を務め、この道54年、大ベテランの仲條大工がサポートを行いました。
プレカットではなく、昔ながらの手刻み加工で中曳(なかびき)を据え、旧宅で使われていたケヤキの大黒柱や床柱も見事に復元・再生しました。
竣工式でお施主様のK様から
「先代の亡き両親の形見でもある大黒柱・床柱を見事に生かしてくれて感激しました。今回の工事に携わってくださったすべての方に心から御礼を言いたい」
と涙をためてありがたいお言葉を戴きました。
人は皆、大切なもの、大切なこと、大切な想い出があります。
それをカタチにして実現できた事、お手伝いできた事は私ども春原木材にとっても、本当に嬉しく誇りに思います。
最後にケヤキの大黒柱を再生加工した端材で、棟札を作り差し上げました。
次の世代へ、この建物とともに“想い”も引き継いでいって欲しいと心より願っています。
K様ご竣工おめでとうございます。