東筑摩郡筑北村の西条温泉とくら。七色の湯として有名な人気のスポットです。
この西条温泉とくらのロビーにある受付カウンター改修をご依頼頂きました。
今までのカウンターは表面が樹脂製でヒビ割れ等の劣化が進んでいました。
「天然一枚板の耐久性の高いカウンターを」とのご要望に、
小社に白羽の矢が立ちました。
材種選定にあたり、堅木で油分のある国産胡桃(くるみ)を採用。
春原木材の倉庫で30年以上かけて、自然乾燥させていた逸品を製材・加工する事にしました。
写真は材料搬入から取付までをおさめています。
カウンター下部には焼印を押し、品質保証させて頂きました。
昭和の時代、お年寄りが胡桃の殻を掌に転がして馴染ませていた慣習がありました。
昔懐かしい、しっとりとして滑らかな感触が蘇ります・・・
西条温泉とくらを訪れた際は、ぜひ昭和の良き時代を思い出しながら、
そっとこの胡桃のカウンターに触れてみてはいかがでしょう。