和の心「不易流行」
Ｙ様との出逢い
Ｙ様との出逢いは、ある住宅雑誌の資料請求からでした。その数20数社…。まず3社に絞り込み、各社を訪れ社長と対面。オーナー邸の案内を各々してもらい、最終的に春原木材をお選びいただきました。
外観① 地域に調和する正統的な切妻屋根。外壁はシラス火山灰塗り。
外観②
玄関ホール① 旧家の格式を継承したホール。敷台を配し、下駄箱脇の袖には下地窓を設えた。
玄関ホール② 下駄箱はオリジナル。ケヤキの天板は無垢一枚もの。
飾り棚 地袋戸には秋田杉の根杢（ねもく）の浮造り仕上。
DK① 開放的なDK。珪藻土塗りとし、生活臭は一切しない。
DK② 珪藻土の塗壁は、臭いの他、調湿効果があり、結露もしない。
広縁① 柔らかな足触りの桜の縁甲板。
広縁② 旧家のケヤキの縁甲板を再利用。先代の意志を受け継いだ。
和室① 威然のある正統的な続き間。柱はヒノキ4.5寸角を使用。
和室② 一位の床柱。脇には付書院。
和室③ 10帖+8帖の広々とした静寂。凛とした空気が張りつめる。
歴史 歴史と技術と誇りを胸にこの世に一つしかない邸宅づくりを極めていく。
洋室 建具もすべて無垢材。
クローゼット 春原木材ポリシー。収納内はすべて杉無垢材。
洋室② 各室すべて8～10帖を確保。
この住宅のポイント
Y様が求められたのは、冬暖かいだけではNG。真夏の天然の涼しさ。エアコンを使わなくても過ごせる涼の再現でした…。内壁・断熱材・外壁のすべてを総合的に考慮した、土蔵のような涼感を実現した邸宅です。
この住宅の住宅性能
旧家で使われていたケヤキの大黒柱を何本も使用しました。その他はすべて国産ヒノキの管柱。昔ながらの伝統構法でつくり上げました。次世代に引き継いでいく耐震性と耐久性を兼ね備えた邸宅となりました。
